リキタケ歯科医院

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歯周病相談室[治療と予防]

歯周病相談室[治療と予防]

早期の治療と予防に心がけましょう。25歳〜34歳で、約75% 35歳〜64歳で、約80%の方が「歯周病」にかかっています。


アドバイス
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インフォメーション
診療時間 月〜金10:00〜13:30 15:00〜22:00、土・日10:00〜13:00 14:00〜17:00、休診日 祝日
アクセス JR池袋駅東口・西武口から徒歩1分
機能水(次亜塩素酸水)
を使用しています。
初期治療

治療の流れ
初診時
レントゲン写真、歯周ポケット検査、口腔内写真 など
次へ
初期治療
ブラッシング指導
スケーリング
どうしても残せない歯の抜歯
仮歯の作製かみ合わせの調整 など
歯の表面のクリーニング 炎症性組織の除去
次へ
再評価
歯周ポケット診査 など
次へ
歯周ポケットが浅い
特に処置はなし
歯周ポケットが中程度
ルートプレーニング
SRP,P-Cur
歯周ポケットが深い
骨の形に不正があるなど
歯周外科処置
「再生療法」
次へ   次へ 次へ   次へ
再々評価(最終歯周検査)
歯周ポケット検査 など
次へ
歯肉マッサージトリートメントケア
口腔粘膜、歯面の健康増進・強化、機能水、バイオセラピー

● メインテナンス、定期健診

【治療のチャート】 
歯周病の治療というと、
『どのように治療を進めていくのだろう?』
『治療回数は何回くらいかかるのか?』
『痛みはあるのか?』
『保健は適応されるのか?』

など、分からないことがいっぱいあると思います。
この項では、初診時から治療終了後までの一般的な流れを解説したいと思います。


初診時

歯周病の検査 (レントゲン、歯周ポケット検査、口腔内写真…等)


【レントゲン写真】

レントゲン写真

【プロービング写真】

プロービング写真


歯周病の初期治療

A:ブラッシング指導(歯磨きの徹底ができないと治療は進められせん)

歯周病の第一の原因は口腔内のプラーク(細菌をメインにしたかたまり)です。
ブラッシングはきちんとできているようでも100%行うことは難しいものです。
ブラッシングがきちんとできていない状態で歯周病の治療を行っても必ず再発してしまいます。初期の段階でできるかぎり100%に近いブラッシングができるようにしましょう。
お口の中の状態をご自身で把握して頂く事から始まり、ご自身で歯ブラシや、デンタルフロスが正しく行えるようにご指導します。

【TBI写真】

プロービング写真

【細菌性沈着物(プラーク、歯石)の悪影響】

歯周ポケット内にプラークや歯石などの細菌性沈着物が付着していると 歯肉は炎症を起こし腫れ、赤みを帯び、歯ブラシやデンタルフロスで出血します。
また、細菌感染が進むと歯周組織と歯槽骨が破壊され、歯周ポケットが深くなり深くなったポケットにはさらに深く歯石がたまります。


石灰化した細菌の塊である歯石は軽石のように多孔性であるため、放置すれば細菌の繁殖スペースとなります。
プラークは歯ブラシやデンタルフロスでの除去が可能ですが、 歯石は一度付着すると歯ブラシやデンタルフロスでの除去は不可能です。
歯科医院での専門の道具を用いた除去が必要となります。

B:スケーリング

この段階で比較的浅い部分に沈着した歯石の除去等を行います。歯石の除去とブラッシングを徹底して行うことにより、口腔内の歯周病細菌の数の減少していきます。
ある程度口腔内の歯周病細菌が減少した段階で 次の治療段階に進みます。
歯周病の大きな原因は、適切な歯磨きができていないことです。
歯周病治療前に徹底して正しい歯磨きを習得することが治療の正否を大きく左右します。
また、喫煙、食生活、睡眠、運動、ストレス等は歯周病を悪化させる大きな原因になります。
口腔内も身体の一部ですから、全身的な健康が歯周病にも影響してきます。

スケーリング写真

【浅い部位の歯石除去】

歯周ポケット内に付着したプラークや歯石は超音波スケーラー等で除去します。
先端に付けるチップには角度や太さの違うものが数種類あり、おれぞれの部位に手聞いたものにつけかえながら歯石を除去します。
先端のチップは、毎秒2500~3000サイクルで超音波振動します。
その振動により発熱するため、水を出しながら使用します。

【歯肉の浅い部位のスケーリング後】

超音波スケーラー等で表面のプラークや歯石が除去された状態です。
治療を開始する以前と比較すると、歯周ポケット内に対する歯ブラシやデンタルフロスでのプラークコントロールが可能になります。
まだこの状態では歯周ポケット内の深いところに歯石が残っているため深部まで歯ブラシの毛先を入れることは不可能ですが、歯周ポケットに対するブラッシングが治療以前に比べ可能となっています。
この段階で、歯周病に対する専門的な口腔ケア方法についてご指導し、ご自宅にて実践して頂きます。
繰り返し歯石をつけないためにも適切な口腔ケアは必須となります。

C:抜歯(どうしても残せない歯の抜歯)

できるだけ歯を抜くことは避けたいところです。
しかしながら、その歯を残すことによって他の歯にも悪影響を与えるような場合や、その歯があることで歯周病の原因細菌を取り除けない場合には、歯を抜かせて頂くことがあります。
歯周病治療の大きな目的は、口腔内から歯周病細菌をなくすことですので、他の歯に悪影響が懸念される歯は、最初の段階で抜歯することが必要となります。
『残す歯(治療可能な歯)』と 『残すべきではない歯(治療不可能な歯)』の線引きをきちんと行うことは、歯周病治療を行うにあたり非常に大切なことです。

D:欠損部分の義歯の作成 および仮歯の作製

抜歯した部位や欠損部位をそのままにしておくことは良いことではありません。
これは、単に審美的な問題や噛めないということだけではなく、残っている歯にも負担がかかってしまうからです。
一番始めに仮歯の作製や義歯の作製を行うことにより、審美性や機能性の一時的な回復を図ります。
TEK サンプル】
TEK サンプル

E:噛み合わせの調整(噛み合わせに問題のある方)

力の因子である噛み合わせと歯周病には大きな関係があります。ある一定の歯のみに強い力が加わるような噛み合わせをしているとその歯に過剰な負担がかかってしまいます。
このような状態を『咬合性外傷』と言います。簡単に言えば、歯が『打撲・捻挫』している状態です。
噛み合わせが悪かったりして一部の歯に負担がかかっている場合、その歯(歯槽骨)が破壊され、歯を失う原因となりますので、噛みあわせを調整する治療が行われます。

このような場合、歯への負担を軽減させるために、強くぶつかっている部分のみを少し削除し、歯を安静にさせます。これを『咬合調整』と言います。
また、『歯ぎしり』や『くいしばり』が強い方は、一部の歯に強い負担が加わります。歯周病の状態は改善しても 噛み合せが改善しなければ歯は動揺し、抜ける傾向へむかいます。こうした歯に加わる力の負担を少しでも軽減するためには、夜間の『ナイトガード』と言われるマウスピースの使用が有効です。
『ナイトガード』は、保健診療で作製が可能で、自己負担金は約5.000円になります。(2009年度保険診療)
また、被せ物が多く装着されており、被せ物自体が噛み合わせを大きく変位させている場合には、被せ物の再作製を行う必要がある場合も考えられます。

E-2:咬み合わせ ナイトガード

咬み合わせの要因は“力のコントロール”として、歯周病治療では重要なこととなります。
咬み合わせ ナイトガード


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